【仏教の教えを簡単に解説③】浄土三部経「佛説阿弥陀経」の意味と内容

お経とはお釈迦様とお弟子さんたちの問答を物語のようにまとめたものです。そのためお経には当然意味があり、それを理解することでお釈迦様が何をお伝えしようとしたのかを知ることが出来ます。

浄土真宗がなかでも大事にしているお経が3つあります。1つ目は佛説無量壽経、2つ目は佛説観無量壽経、3つ目は佛説阿弥陀経です。今回はこれら浄土三部経のうち、佛説阿弥陀経についてどのような内容であるかを、簡単にわかりやすく解説します。

 

阿弥陀経

阿弥陀経

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お経が描写している状況

このお経はお釈迦様と1,250人のお弟子さんたちが舎衛国の祇園精舎で行った問答をまとめたものです。このお弟子さんには、かつて紹介したお経にも登場した舎利弗や阿難、弥勒菩薩、文殊菩薩などがいます。 このお経はお釈迦様が舎利弗に長い語りかけをします。

お釈迦様のお話

極楽世界について

お釈迦様はおっしゃいます。「舎利弗よ。ここから西方へ10万億の仏の世界を超えたところに極楽世界がある。そこには阿弥陀仏がおり、教えを説いているのだ。その国には迷いがなく、宝で満たされている。また、すばらしい音楽が奏でられており、鳥たちは美しい声で鳴く。」

阿弥陀仏について

続いておっしゃいます。「その仏はなぜ阿弥陀仏というのかわかるか。阿弥陀仏の光明には限りが無く、その寿命も計り知れないほど長い。そこで阿弥陀というのだ。阿弥陀仏が仏になってから既に長い時間が経ち、その弟子たちは悟りを開いている。これだけすばらしい国に生まれたいと思うだろうが、それにはわずかな功徳を積むだけではだめだ。」

極楽世界に生まれるには

「もしも善良な男女が阿弥陀仏の名を心にとどめ、一日から七日間にわたり思いを乱さなければその人の命が終えるときに極楽世界に生まれるだろう。」

極楽世界のすばらしさ

「このような極楽世界のすばらしさは、私だけが説いているのではない。東方世界の仏方、南方世界の仏方、西方世界の仏方、北方世界の仏方、下方世界の仏方、上方世界の仏方が、阿弥陀仏の不可思議な功徳をほめたたえて信じるが良いと仰せになっている。」

最後に

「もし善良な男女が阿弥陀仏の名とこのお経を聞くのであれば、これらのものは皆この上ない悟りに向かうであろう。だからこそこの教えを深く信じて心に留めるが良い。」

 

阿弥陀経の解説

これまで紹介した2つのお経に比べると随分コンパクトな印象です。しかしお経そのものの長さはそれほど短いわけではありません。上記の内容に尋常ではないほどの言葉の装飾が施されています。

さて、この阿弥陀経は法蔵菩薩が仏となられた阿弥陀仏の極楽世界の素晴らしさをたたえるお経です。ここまでくれば理解できるかと思いますが、浄土三部経というのはすべて、この阿弥陀仏の極楽世界に生まれたいと願いましょう。そしてそのためにはその名を心に留めるだけで良いのです、という内容となっています。

これで浄土三部経の解説は一通り終わりとなりますが、浄土真宗の教えを理解する役に立てればと思います。

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