【ブッダの心理のことば】会社や学校、人生がつらいときの励みになる教え

仏教の古典といわれるダンマパダ。これを和訳して出版されたのが、中村元氏による「ブッダの真理のことば」です。本書は感興のことばとセットになっていますが、まず前半のダンマパダを通読してみました。

 

 

 

主な内容

本書はお釈迦様のことばを400近い句(短文)の形として列挙する形式であり、分類上26章に分けられています。現代の感覚で出版するならば「幸せに生きるための423の法則」といったタイトルになっていたかもしれません。時代背景が異なり、また本質的には宗教に関する内容のため、少し難しい部分もありますが、自分自身にあてはめてみてハッとさせられる句もいくつかありました。

以下本文から引用していますが、適宜語句をカットしているものや、仮名と漢字遣いを変えているものがあります。

 

人は皆死ぬものである

6、「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟しよう。

この真理がわかっていれば争いも鎮まるでしょうという意味ですが、私は日々を大切に生きようという内容に感じられました。

 

心を常に整える

40、この身体は水瓶のように脆いものだと知って、この心を城郭のように安立して、智慧の武器をもって、悪魔と戦え。勝ち得たものを守れ。

人の心は弱いものです。傷つけられることや批判を受けることは当然だと思い、そこからいかにして立ち直れるかを学ぶことが大切だと感じました。

 

怠けてはいけない

167、怠けてふわふわと暮らすな。邪な見解を抱くな。

168、怠けてはならぬ。善い行いのことわりを実行せよ。

 

おそらく本来の意味は修行を怠けるなということでしょう。しかし勉強も仕事もさぼるな、怠けるなと諭されたように感じます。

 

どんな境遇でも楽しむ余裕を持つ

197-199、怨み、悩み、貪りを抱いている人々のあいだにあって、大いに楽しく生きよう。

正に仏教の教えといったように思います。怨みのなかでも怨まず、悩みの中でも悩まずという境遇にたどり着くことができれば人は救われるのしょうね。

 

批判を受け流せ

227、これは昔にも言うことであり、いまに始まることでもない。沈黙しているものも非難され、多く語るものも非難され、すこしく語るものも非難される。世に非難されないものはいない。

228、ただ誹(そし)られるだけの人、またただ褒められるだけの人は、過去にもいなかったし、未来にもいないであろう、現在にもいない。

 

仕事や人間関係でつらいときはこの句を思い出すこと間違いなしでしょう。あくまで私の経験則ですが、何かを提案すると、賛成のみが2割、賛成と反対の混ざった意見が6割、反対のみが2割と、パレートの法則に従って賛否の反応を受けると感じています。